メッセージ

協会の主な活動

 さまざまな運動・活動をしてきましたが、聴覚障害者に対する理解や、聴覚障害者が安心して生活できる環境設備がまだ整っていません。今後も当協会は運動をしていきます。

労働問題

 現在は多くの聴覚障害者が大企業などさまざまな職場に行っています。しかし聴覚障害に対する理解が不足しており、また情報保障の不十分があり転職してしまう聴覚障害者もたくさんいます。また障害者雇用が促進されてきましたが、嘱託職員や準職員などでも雇用率を満たすため、正規の職員以外の雇用形態で採用している企業がたくさんあり、不安定な身分で働いている人もたくさんいます。

聴覚障害者欠格条項

 医師や薬剤師など聴覚障害者は資格を取ることができないなど欠格条項がまだ残っています。近年は薬剤師の欠格条項が廃止され、聴覚障害者でも薬剤師免許を習得することができました。しかし聴覚障害者に対する欠格条項はまだ残っています。欠格条項の見直しと廃止を求め、運動を続けています。

全ての市町に手話通訳者派遣事業を

 新障害者プランの策定にもとづいて、埼玉県内の市町に手話通訳者派遣事業の設置を求めています。手話通訳者派遣事業がまだ実施されていなかったとき、聴覚障害者が病院でお腹に痛みを訴え、コミュニケーションが通じないまま亡くなったケースがあり、埼玉県内の聴覚障害者に大衝撃を与えた経過があります。今でも実施されていない市町村に在住する聴覚障害者は不安な思いをしています。緊急のときや医療などで手話通訳者がスムーズに派遣対応できるよう、運動していきます。

災害対策

 阪神・淡路大震災では多くの聴覚障害者が亡くなりました。また情報も十分に伝わらなかったため非常食の支給を知らないままお腹が空いた状態で亡くなったり、栄養不足になった聴覚障害者もたくさんいました。今後、埼玉でもいつ起こるか分かりません。災害が起こったときの対策についてを協会としても今後検討していく必要があります。

豊かな老後のために

 高齢聴覚障害者が一般の老人ホームに入所しても、コミュニケーションが通じず寂しい思いをしたろう者もたくさんいます。2006年4月に埼玉県毛呂山町に関東初となる高齢聴覚障害者のための特別養護老人ホーム「ななふく苑」がオープンしました。60名の高齢ろう者が豊かな生活を送っています。運営面や支援などをしながら、社会福祉法人埼玉聴覚障害者福祉会と連携して、活動に取り組んでいます。